この度、有馬温泉温泉寺の住職にお越しいただき、同黄檗宗寺に伝わる精進料理「普茶料理」を学びました。
有馬温泉温泉寺の住職は、萬福寺展座長をされており、日本で普茶料理に最も造詣深い方の一人です。
普茶料理は、「普く衆人に茶を施す」という意味があるようです。
普茶料理のユニークな要素の一つに、「擬製料理」というものがあります。
これは肉を使わず、肉のように調理する料理で、ウィキペディアによると、胡麻豆腐ももともとは、普茶料理によって日本にもたらされた白身魚の擬製料理であったようです。
擬製料理の中でも、特に面白いのが、うなぎの蒲焼に似た料理「うなぎもどき」。
豆腐や山芋、海苔等で作ります。
御所坊は、800年以上の歴史を有しますが、常に変化し、新たな提案をしてきました。今後も、有馬温泉、神戸、兵庫ならではの料理を作り、より魅力的な食文化を醸成していけたら良いなと思っています。そのため、既存の日本料理の型に捉われず、いろいろな料理を学び、挑戦していきたいと思っています。
独自の料理を作っていくことに興味のある方々は、ぜひ当坊の門を叩いてください。